例年、確定申告の時期になると税務署は非常に混雑します。若者と比べて時間に余裕のある高齢者ならば問題ないかもしれませんが、時間に追われている若者の皆さんにとっては大変ですよね。今回は、税務署に行かなくても確定申告が可能なe-Taxについて、登録の仕方を2つ紹介いたします。
マイナンバーカード方式
用意するもの
マイナンバーカード方式で登録するためには、次の2つのものが必要になります。
- マイナンバーカード
- ICカードリーダライタ
マイナンバーカードについて
マイナンバーカードは、マイナンバー通知カードではダメです。
必ずマイナンバーカードを申請してください。また、申請から交付までに2〜4週間ほど時間がかかりますので、余裕を持って手続きすることをオススメします。
手続きの方法は以下の4つです。
- 郵送による申請
- マイナンバーカードの交付申請書に本人の顔写真を貼り、送付用封筒に入れて郵便ポストへ
- スマートフォンによる申請
- スマートフォンで顔写真を撮影し、所定のフォームからオンラインで申請
- パソコンによる申請
- デジタルカメラで顔写真を撮影し、所定のフォームからオンラインで申請
- 証明写真機からの申請
- 申請書を持参して、申請可能な証明写真機で顔写真を撮影して申請
申請から交付までの時間はそんなに変わらないので、自分のやりやすい方法で手続きをしましょう。個人的には、スマートフォンによる申請は自分の写りのいい写真を選べるので、女性には特にオススメです。(正面を向いている、無背景であることなど制限はあります)
ICカードリライタについて
ICカードリライタは自分で準備する必要があります。基本的に大手の家電量販店には必ず売っていますので、入手はしやすいはずです。値段はおよそ3000円以下くらいです。
何がいいか分からない!という方のために、僕が個人的にオススメのICカードリーダライタを以下に載せておきます。迷ったらとりあえずこれでいいと思います。
安心と信頼のSONY製です。確定申告以外にも、FeliCaの各種サービスにも対応していますし、電子マネーの残高確認、チャージ、ネットショッピングにも利用可能です。これからキャッシュレスが進んでいきますし、一家に一台あると便利ですね。
準備するものは以上です。実際の申請のやり方は、以下のURLを参考にしてください。
http://www.e-tax.nta.go.jp/kanbenka/mynumber_image2.pdf
ID・パスワード方式
用意するもの
- e-TaxのID・パスワード通知
用意するものはこれだけですが、用意するためには本人確認書類を持って税務署に行き、職員による本人確認を受ける必要があります。
本人確認を行うと、「ID・パスワード方式の届出完了通知」をもらえます。

国税庁e-Taxのページより引用
ここに書いてあるIDとパスワードを、国税庁確定申告書等作成コーナーから以下の案内の通り進み、記入すれば申請画面に進めます。



国税庁は「マイナンバーカード方式」を推奨している
以上2つの方法をお伝えしてきましたが、国税庁としてはマイナンバーカード方式を推奨しています。ID・パスワード方式はマイナンバーとICカードリーダライタの普及が進むまでの暫定措置という位置づけのようです。ただ、現時点では使えますし、移行期間も明確には決まっていないので、ぜひ活用しましょう。
まとめ
僕も今年は初めての確定申告ということもあり、実際に税務署に行って手続きをしたのですが、結構な時間待たされて大変な思いをしました。
今から高齢者にe-Taxを使いこなして納税しろ!というのは無理がありますので、比較的ネットリテラシーの高い若い世代が中心になって利用するようにしましょう。
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