【企業経営理論】①合格のための勉強の仕方と二次試験に向けて

中小企業診断士

中小企業診断士試験の企業経営理論について書いていきます。中小企業診断士試験を受験予定の方はぜひご一読ください。

企業経営理論は絶対にしっかり勉強しておくべき科目

中小企業診断士試験の中心科目

企業経営理論は、おそらくみなさんが思っている中小企業診断士の業務内容にもっともマッチしている科目ではないでしょうか?

基本的には経営コンサルタントの国家試験です。経営戦略やマーケティングに関して高い知識と助言力が必要になります。企業への助言は多方面に渡りますが、根本は経営戦略に沿ってどのような判断を下し、実行していくかで決まります。その「戦略」の中の「戦術」として、他の科目を学んだ先にある助言が必要になってきます。

企業経営理論の構成要素は大きく3つ

中小企業診断士試験における企業経営理論は大きく分けて3つの分野から構成されています。

経営戦略

経営戦略とは、企業活動を行なっていく中で、資金、人、モノなどのリソースをどう活用していくかを決定することです。活用の仕方を決めていくには、自分たちの企業が参入を計画している市場の環境や、市場の中でどんなポジションにいるのかをしっかりと分析する必要があります。

経営戦略の分野では、この分析の手法や、実際に分析をした上で取るべき戦略を問われます。

組織論

バーナードによる組織の定義は、「2人以上の人々の意識的に調整された活動及び諸力の体系」となっています。

企業は基本的に一人では動かせません。共通の目的に向かって必要な事項を共有しながら、互いに貢献し合う仲間が必要です。企業でいう組織とはまさにこのことで、

  • どうやって組織を作っていくのか
  • 組織が効率的に機能するにはどうしたらいいのか
  • モチベーションをどうやって保つのか
  • 戦略に沿った雇用の管理はどうするのか

といったことを勉強します。

働き方改革が進む中、中小企業診断士の試験範囲ではかなり関係がある部分でもあります。また、近年ではモチベーションの維持・向上が叫ばれていますので、過去問などで問われ方を確認しておくと良いでしょう。

マーケティング

マーケティングはみなさん非常に興味がある分野だと思います。僕もそうです。

仕事をしている人は実務でも様々なツールを使用してマーケティングをしていると思います。マーケティングは特に現代のネット社会では方法も多岐に渡ります。そのため、好きだから大丈夫という理由ではついていけません。特に40代以上のみなさんは、SNSを利用したマーケティングに疎い場合が多いです。実際にインストールして使ってみるなどして対策をしてみましょう

一次試験突破の攻略ポイント

長所・短所を理解しておく

経営戦略には、基本的に万能な解はありません。そのため、全ての戦略において長所と短所が存在します

与件文に登場する企業の情報に注目し、

  • 今どんな状態で
  • 今後どのようになりたいのか

を確認し、それに合わせて適当な戦略を検討することが大事です。この部分は実務経験の長い人だと勝手に解釈して間違うことが多いので、与件文をしっかりと確認しましょう。

国語力を上げる

企業経営理論の問題は、個人的にはセンター試験の国語に似ていると思います。選択肢の文章が長い上、様々な要素が入っています。その中から全て合っているものを選ぶ必要があります。そのため、選択肢を読む時間が長くなります。

大事なポイントには下線を引いたり、印をつけるなどして見やすくするのはもちろん、解答に時間がかかりそうなら飛ばして後で戻って解答する判断も必要です。過去問を何度か解いてみてタイムキーパーの練習をしておくことが大事だと思います。

消去法で絞り込む

国語力の欄でも書いた通り、選択肢が非常に長い問題があります。こういった時は「読み込む」のではなく、「ザッと全てに目を通す→明らかに違うものを先に消す」から入った方が効率がいいです。

だいたいの選択肢は複数の要素が入っており、その中で自分が自信を持って解答できる要素から潰すのが大事です。4択なら2択にすぐ絞る感じですね。

2択まで絞れたら鉛筆を倒して決めても50%なので、2問に1問は当たります。分からないなら悩まず選んでしまった方がいいです。時間が勿体無いので。

二次試験対策にも直結

事例Ⅰと事例Ⅱは企業経営理論から出題される

二次試験では大問が4つ出題されるのですが、そのうちのⅠとⅡは企業経営理論の範囲から出題されます。具体的には、ある企業のストーリーが書いてあって、市場環境を分析したり、経営資源の要素から適切な助言をするスキルが問われます。

大問で言えばⅠとⅡが完全に当てはまるのですが、ⅢとⅣも経営戦略の知識がないと適切な解答ができない問題が出題されます。これは最初に言った通り、他の科目は戦略の下の「戦術」レベルの話なので、中小企業診断士として助言をするならば「戦略」に沿った戦術を選ぶ必要があり、その上で戦術で何を改善すればいいのかを理解しないといけませんよね。

二次試験では確実に企業経営理論の視点が必要になります。ちゃんと勉強しておきましょう。

過去問を確認しておこう

二次試験は財務以外は特に対策することはないのですが、解答の作り方や与件文の流れを理解しておくために、1〜2年分の過去問は確認しておくことをお勧めします。実際に解答も作ってみて、字数制限がどのくらい難しいのか見ておきましょう。100字じゃ何も書けない!と最初は思います

書き方については工夫すれば解答要素を詰め込めるようになります。こちらは今度まとめます。

世の中に事例がたくさんある

企業経営理論は、テキストで勉強したことが実際の企業に当てはめて考えやすいというメリットがあります。他の科目では中々難しいですが、自動車業界などに当てはめて考えてみると面白いかと思います。

ここで一点注意というかポイントですが、実際の企業例は製造業を中心に確認するようにしましょう。なぜかというと、例えば4P分析などは基本的に製造業を念頭に考えられている手法だからです。製造業以外でも考えられないことはないですが、解としてしっくりこない場合があります。まずは基本を抑えるためにも製造業で確認してみましょう。

まとめ

今回は企業経営理論について、勉強の仕方を中心に書きました。

実際の内容についてもこれから書いていこうと思います。

今年の試験までに網羅的に書くのはおそらく無理なので、ぜひご自身でもテキストを購入したりスクールに通うなどして、試験勉強を始めていただければと思います。

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